2007年06月15日

桐の花 (能登で出会った花々)


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不思議なことに東京でも桐の木は結構あるのですが、この花を
見たのはこの能登に来て初めてでありました。逗留したホテル
の前に一本目立つ木があって。

そこの頭のほうに可憐な薄紫の花が咲いておりました。

東京では結構な大木なので、花まで目が行かなくて、それで
今まで気づかなかったのかも知れません。

なかなか素敵な花であります。

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ラベル:桐の花
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2007年06月13日

能登の旅(14) 最終章



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増穂海岸です。ここから見る夕日が素晴らしいそうです。能登には
珍しい長くて広い白い砂浜が広がっています。ここでは、サクラ貝
べに貝が波の荒い時期には沢山うち上がるそうです。
そういえば、サクラ貝って最近まじまじと見たことがありません。
サクラ貝の歌」という名曲があったなぁ・・・

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大変失礼ながらこれを見て思わず笑ってしまいました。だって人
ひとりいない海岸にこの木製のベンチがずっと続いているんですよ。
ギネスにも登録されているという、木製の世界一長いベンチ。
全長460M、最大で一度に1360人が座ったことがあるそうです。
木製ともなると補修やら、改修が大変でしょうね。観光の目玉と
して作ったんでしょうけど、バブルの名残かな。後で負の遺産に
ならなければいいと余計なことを考えてしまいました。

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機貝岩(はたごいわ)。別名夫婦岩(めおといわ)。

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能登金剛という奇岩の景勝地です。様々な岩が織り成す景観が
素晴らしかったですね。こちらで今回の旅は終わりです。二泊
三日の短い旅でしたが、地震という天災にもめげず頑張る皆さん
の姿を見て安心すると同時に私達も勇気付けられました。

次回は冬ですね。冬の厳しい能登の風景を見てみたいです。

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ドライブインで食べた海鮮丼。美味しく戴きました。
また来るからね。






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2007年06月12日

能登の旅(13)半島西海岸を歩く(輪島の朝市)


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輪島の朝市です。一番地震の被害が多かったところですが、その
痕跡は全く見られず何よりでした。但し、郊外に行くと民家の
屋根に青いビニル・シートが掛けられているところがちらほら
と。恐らく屋根の補修中ではないかしら。ビニルの青がその
被害を物語っているように見えました。

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輪島市は私の住んでいる調布市と人口はほぼ同じ。約三万人の
規模ですか。それにしては駅前は高層ビルはないものの整然と
整っています。観光客が多いせいか、寧ろこちらのほうが活況
を呈していたように思えたのですが。産業構造の違いで見え方
が随分と違うなと思った次第。

男の私はどうしても魚屋さんに目が行きます。東京に帰った後
の晩酌の肴を探したのですが、ひゃ〜、うまそうなアワビとか
干物がありますが、むむ、ちょっとお高い。ぐっと涙を堪えて
見過ごして、っと。

あれれ、奥様があるお店の前で動かなくなりましたよ。なんだ、
なんだ。アクセサリー売り場の前で固まっていました(笑)

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輪島塗のペンダント・ヘッドとピアスをゲットして彼女はご機嫌で
ありました。家族に輪島塗のお箸をセットで購入して。いい思い出
になるでしょう。




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ラベル:輪島 朝市
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2007年06月11日

能登の旅(12) 半島西海岸を歩く(千枚田)

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私にとっては今回の旅の最大の目玉です。ずっと以前からこの
千枚田を見たかったのです。出来れば夜まで滞在して、田ごと
の月を見たかったのですが。

然し、能登というのはリアス式海岸で有名なだけあって、この
段々畑が本当に海岸まで降りているんですね。その他にも海岸
線を回って、本当に海岸線と接して田んぼがあったのにはちと
びっくり。稲って潮に弱かったんじゃなかったかしら。品種改良
が進んだ結果なんでしょうか。

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地元の人によると、今はやはり時代なんですね。地元の人は
殆ど耕作を止めてしまって、この棚田を守る人が激減している
ようなんです。それで県外のボランティアが20人ほどヘルプ
しているとのこと。いずれなくなる運命なんでしょうね。この
写真の方もそうしたボランティアの方かも。

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棚田の傍でみやげ物屋にいたおばちゃん。この日の前の週に
NHKからおばちゃんの土産物の取材を受けたんよと嬉しそうに
私に語ってくれました。それじゃぁということで、おばちゃん
の作品と一緒に記念撮影。

おばちゃん、頑張っていいお土産品を作って下さいね。

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棚田の近所の海岸で赤潮を見ましたよ。海水の温度が急激に上がる
と海中のプランクトンが大量に死ぬ現象ですが、やはり今年は
異常気象なんでしょうか。漁獲の減少に繋がらねばいいのですが。




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ラベル:千枚田
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2007年06月09日

能登の旅(10) 半島西海岸を歩く(塩アイスクリーム)


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西海岸に珠洲という場所があるのですが、こちらに昔ながらの
方法で塩を作っている会社さんがあるということで、見学に行き
ました。

一番上の写真が伝統的な砂に海水を撒いて作る方法で、二番目は
柴を張った上に海水を撒いて作る方法です。こちらではこの伝統
手法で塩を製造されています。サンプルを舐めてみましたが、確
かに普段我々が食べている化学製法で作っているものとはっきり
違いが分かります。甘みがあって、しょっぱさというより、何か
違う味がしますね。

塩といえば赤穂浪士で有名な赤穂ではもうこの伝統製法はやって
いないのかしら。こちらの会社さんのお話では日本ではもうここ
だけということでしたが。私はこういう現場をはじめて見たので
すけど、確かにこの労働生産性の低い手法で塩造りというのは割
に合わないだろうと思います。でも、そういう無駄があるから
旨味というのも出るはずで、ここら辺のバランスを消費者がどう
選択するかが問題なんでしょうね。

下の二枚の写真は上の工程で作られた塩を煮詰めて精製している
ところです。

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はは、これが塩アイスクリームです。東京の白金だったか有名
レストランだけで食べられるそうです。TV等で宣伝され一躍ビッグ
になったと工場の方のお話がありました。上記の製塩工場で作ら
れています。

早速食べてみましたよ。あれ、しょっぱくない。甘みの後から
なんと言えばいいんだろう、不思議な苦味(じゃないな)という
か、なんとも表現できない味が広がります。

これは、逆転の発想ですね。ちょっと脂っこい料理を食べた後の
口直しには最適でしょうね。今度、そういうシチュエーションで
食べてみたい一品でありました。

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この製塩工場の外で見たとんびとかもめ。
能登のトンビはよくソフトクリームを狙って攫っていくそうです。
残念ながら我々が食べたのはカップ入りのアイスクリーム。被害に
遭うことはなくなによりでした(笑)

面白いですね、昔は「トンビに油揚げ」でしたが、現代のトンビは
アイスクリームなんですね。皆さん能登に行ってソフトクリームを
買った時は注意してくださいね。




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2007年06月08日

能登の旅(9) 半島西海岸を歩く(そのいち)

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これからは能登半島の日本海側をご紹介です。これは通称ゴジラ
。どうでしょう、ゴジラに見えますか。私にはそう見えました
が。

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やはり西海岸のほうが日本海の厳しさを感じられるようです。この
日も穏やかな海でしたが、冬場は大変でしょうね。

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垂水の滝
リアス式海岸の膿に突き出た岬にこんな滝が。偶然なのか、カメラ
のレンズが汚れているからか、虹が。肉眼ではファインダーを通
して確認できなかったのですが、こういうのがカメラって面白い
ですね。





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2007年06月06日

能登の旅(8):能登芸能を堪能するの巻(そのさん)


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この踊りはどうも盆踊りが変化したようです。おわら踊りという
のだそうですが、何と起源は元禄時代と言われています。元禄
時代といえば日本の民衆文化が最高潮に達した時代ですよね。
この踊りは足さばきというより手の動きに重点を置いているよう
に見えたのですが、さて、どうでしょう。

優雅に手をひらひらとくねらせ、編笠で顔が見えない分、かなりの
色香を感じたりして。これを野外で月夜にやられたら、ちょっと
どきどきものかな、なんて(笑)

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面白かったのは、この踊りの集団が最後には舞台を降りて客席を
周り、仕舞いには会場の外に出てそこでこの催し物全体が大円団
となったこと。観客もハメルーンのネズミよろしく身振りを真似
ながらこの踊り手の集団について行って。そして会場の外のホール
でお開きとなりました。はい、恥ずかしながら私もついて行きま
した(笑)

このエンディングはなかなか粋でありました。

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会場の外にはこんな指物が。指物というのは私の勝手な表現です
が、正式には「切籠(きりこ)」といいます。祭御輿の前と後ろ
を照らす大きな灯篭です。大きいものでは15Mくらいもあると
いいます。装飾は漆や金箔を使っており、この写真の切籠も数千
万円するとか。

これが祭に使われて練り歩く姿はさぞかし勇壮でありましょう。
一度観てみたいものです。






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ラベル:能登 越中おわら
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2007年06月05日

能登の旅(7):能登芸能を堪能するの巻(そのに)



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続いての出し物は七尾まだらという漁民の祝儀の席で披露された
民謡でした。観客も一緒に歌ったりして、結構楽しかったです。
この歌は(「謡」と書いたほうが正しいかな)石川県の無形文化
財に指定されているようです。すみません、図柄が面白くなかっ
たので、写真は割愛しました。

続いて、20代若者で構成された能登よさこいです。いいですね、
よさこいって。

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若者のエネルギーが爆発していましたよ。昨年の能登よさこい祭
で銀賞を獲得したそうです。この振り付けって彼らが自分で考え
たんでしょう。なかなか面白い発想で、それと皆の表情がいいん
ですね。

これで地震の被災も吹っ飛ばして。

日本の各地で御輿祭が余所者のマナーをわきまえぬ行動で鼻白む
場面が多く見られる昨今、こうした催しはいいですね。若い人の
ハレ」の舞台が少なくなっています。自らが成長を確認する場
は色々あったほうがいい。大人もそういう場を積極的に支援すべき
ですよね。

観客からの盛大な拍手を受けていました。頑張って来年は金賞を
掻っ攫ってください。





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2007年06月04日

能登の旅(6):能登芸能を堪能するの巻(そのいち)御陣乗太鼓 


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今回予定外の行動であったのですが、宿の仲居さんの強烈な
お勧めがあり、和倉温泉の会館で催された

和倉温泉開湯1200年祭 郷土芸能の夕べ

というのに参加。なかなか普通では体験できない芸能を堪能して
きました。

最初がこの「御陣乗太鼓」。普段は特定の場所(とあるホテル)
でしか見られないそうです。戦国時代、上杉謙信が奥能登を攻めた
時に武器を持たぬ農民が、樹木の皮で仮面を作り、海草を頭につけ
太鼓を打ち鳴らし、驚愕した上杉軍を追い払ったという故事に由来
するそうです。

確かに民家もまばら、原生林の広がるこの地でいきなりこの格好
で太鼓を鳴らされたらびっくりするでしょうね。

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この太鼓の打ち方は数人で行うのですが、一人が必ず基本リズム
を叩き続け、そこに他の一人、二人が基本リズムに重ねて自分の
オリジナリティのリズムで叩くという趣向。

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それぞれの打ち手の個性が発揮され、とても素敵なセッションで
ありました。和太鼓の腹にずしりと来る音と、ある時は軽快に、
またある時はシンコペーションが入り、音色も変えてと全く
飽きません。リズム楽器である筈の太鼓の音を聞いていると、
不思議なことに頭の中でメロディーまで聞こえてくるような、
そんな錯覚すら覚えてしまいます。

これは素晴らしい!

和太鼓の素晴らしさを教えて頂いてありがとうです。素晴らしい
の一言です。すっかりファンになりましたよ。

更に仲居のかおる姐さん(これが母と同じくらいのお年で、まぁ
話題が豊富で笑い転げてしまった。和倉温泉の華ですなぁ)、
いいものをご紹介頂いて感謝です。これからも元気で頑張って
下さいね。




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2007年05月31日

能登の旅(5) 能登半島最北端へ(そのさん)


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最北端の前に訪れたのがこちら。正式名称は見附島。でも通称
の軍艦島のほうがぴったりですね。正面から(どこが正面か
分かりませんが)見ると、本当に軍艦の舳先のように見える
のが面白い。

人間って、星座でもそうですが、ものを何かに見立てる能力が
ある。これは多分他の動物にはない能力でしょうね。

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さて、いよいよ能登半島の最北端、禄剛崎灯台に来ました。この
灯台は高い岬の上にあるので、建物自体は5Mくらいの高さしか
ありません。

でも、そこに至るまで急坂を20分くらい登らねばいけないのです。
一緒のツアー同行者は殆ど私よりずっとシニアな方達。一番先に
息を切らしたのがこの私。いやはや、恥ずかしい。写真を撮る
フリをして途中で息を整えていたのは私です(爆)

普段から散歩をして体を鍛えているはずなんですが、今のお年寄
って馬鹿に出来ません。参ったなぁ、私をどんどん、すいすいと
追い越して行くんだから・・・

イタリアを巡ってもつくづく旅は体力だと感じた次第。むむ、
がんばるぞ!!

灯台の光源部分に光が当たって、綺麗な虹が出来ていました。これ
が印象的でした。

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岬から見た日本海です。沖に進む漁船が。この向こうにテポドン
とか中国のミサイルがあるんですけど、とてもそんなことを感じ
させない穏やかな、あくまで穏やかな海でありました。





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2007年05月30日

能登の旅(4) 能登半島最北端へ(そのに)

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綺麗で静かな海ですね。九十九湾海中公園の入り江です。
ここでは遊覧船に乗って海岸線を見学。リアス式海岸であります
が、松島で代表される太平洋側のリアス式海岸と違い、かなり
穏やかな表情をしていますね。

荒々しいイメージを期待するとちょと肩透かしに会うかも。でも
こういう落ち着いた海もまったりした気分を味わうにはいいですね。

ここでは海の中にいけすを造ってタイの養殖をやっていました。

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こんなでっかい石鯛を見たのは初めてです。勿論食べたこともあり
ません。むむ、このくらいでかいのを使って鯛飯を一人で食べて
みたい(笑)

マイワシの餌を上げるとこんな風に先を争ってタイが集まって来ま
す。なかなか勇壮な姿ですね。

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こちらは同じくいけすに飼われたタコさんです。実はタコがすいすい
と泳ぐ姿は初めて見るものでありました。はは、面白いですね。人間
の平泳ぎみたいに、足をいったん縮めて、それから伸ばしてという
具合で泳ぐんですね。流石に八本同時にはやってませんでしたよ。
一時に動かすのは三本、四本。きっと一緒に八本動かすと絡まっちゃう
んでしょうね(爆)

ここの猟師さんに聞いたんですが、タコもイカも一年しか寿命がない
んですって。オスもメスも等しく一年で死んじゃうんだそうです。
これは初耳。勉強になりました。ということは乱獲するとすぐなく
なるということじゃないですか。

今、日本人が食べているタコの殆どはアフリカ西海岸からの輸入
じゃないかしら。乱獲が祟って水揚げ量がどんどん減っていると
聞きました。たこ焼きもそのうち食べられなくなるかも。

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さて、我々は九十九湾を出て一路北端へ。途中で山側を見ると
こんな駅が。いい名前じゃありませんか。ちょっと読み辛いかな。

恋路駅」と書いてあるんですよ。

駅の反対側、即ち私のいるほうが海岸で、これを恋路海岸といい
ます。昔からの名前なんでしょうか。そうだとしたら、随分と粋
な名前ではありませんか。

残念ながらこの駅は廃線のお陰で今は駅舎だけが残っているそう
です。ちょっともったいない感じがしますが、これも時代ですかね。





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2007年05月29日

能登の旅(3) 能登半島最北端へ(そのいち)


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能登二日目は内海の海岸線を通って最北端の禄剛崎灯台を目指し、
反対側の外海を見てというコースです。内海の静かな日本海と
外海の荒い日本海の対比を一挙に見ようという魂胆ですが、さて
どうでしょう。

時期は丁度田植え真っ盛りという感じでありました。私の小さい
時の教科書で習った記憶では、田植えは梅雨の時期じゃなかった
かなと思ったのですが、地元の方のお話で、最近は五月の連休を
利用して田植えを終わらせる方が多いとのことでありました。
なるほどであります。それだけ専業農家が少ないということなん
ですね。サラリーマン兼業ということで連休という言葉が上がって
くる訳ですものね。

それにしても、田んぼが膿の間近まで造られているのにびっくり。
塩の害にも強い稲の品質改良でこういう場所まで農耕が出来るん
ですね。でもここに至るまで農家の方は相当苦労されたんでしょう。

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七尾湾の日本海です。相変わらず穏やかな海です。

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観光はバスで行きました。最初は鉄道で行きたいと思ったのですが、
既に廃線になっていたんですね。鉄道民営化の悪い側面がここに
でているんでしょうけど、地元の人には痛手でしょうね。観光客
にも痛手です。

こちらのお年寄り(なのかな?)の標準的なスタイルです。懐かしい
ですね、このスタイル。





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2007年05月28日

能登の旅(2) 和倉温泉


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これは和倉温泉に置かれていた源泉のひとつだそうです。看板が
出ていて「飲めます」と書いてありました。

早速、ひしゃくに掬って飲みましたよ。途端にぶっと吐き出して
しまいました。熱いのと、それはいいのですが、しょっぱい、
しょっぱい。源泉の神様、申し訳ありません(笑)

実は看板に書かれた文字をよく読むと、「飲める」に続けて
「うがいをしてください」とありました。はは、案内は良く読む
ものですね。なんでも喉に効用があるんだとか。愛煙家の私として
は、やらずにおかりょうか。早速、うがいに切り替えました。

ひゃは〜、喉がひりひり。でも気持ちいいですよ。

そうそう、死海で泳いだことがありますが、あの海(湖水ですが)
はもっとしょっぱかったですね。浮きすぎてバランスを取るのが
大変。ちょっと動くと、ひっくり返るというか、くるくる回って
しまう。それでも教科書に出ていたように、上を向いて持ってきた
新聞なぞを読んでいる姿を写してもらったりして(笑)

このお湯を飲んでそんなことを思い出してしまった。これだけの
塩水につかるとお肌もすべすべになるでしょうね。奥様が「うひひ」
と妙な笑い声をたてておりました・・・

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夕暮れです。山並みは能登島です。夕日そのものは見ることが出来
ませんでした。

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宿について速攻で温泉に入って。ぎゃははは、夕食でございます。
今回の目玉のかにさんがまるごと。
かにってうまいけど、皆さん異様に無口になるのが嫌なのよね。
まるで通夜の食事みたいになっちまう(笑) でも、うまいなぁ。
北陸のかには最高でございます。

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なんやら恨めしげに私をそんなに見ないで・・・
ご馳走様でした。感謝、感謝。





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ラベル:能登 和倉温泉
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2007年05月26日

能登の旅(1) 和倉温泉



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羽田から飛行機で約40分弱で能登空港に。北アルプスの山々を見て
いるうちに機はもう着陸態勢。近いですねぇ。ちょっとびっくり。

幸いに天気もよく、まだ見ぬ能登半島の期待がいやでも高まります。

空港からは宿のマイクロバスが迎えに来ていました。能登空港は
確か数年前出来たとか。これが出来たお陰でこうして来ることが
出来ました。東京から電車を乗り継いでというのはちと辛いものが
あります。

上の写真はとても日本海とは思えません。まことに穏やかな表情を
しています。季節的に明るい時期でもありますが、どうも歌に歌わ
れたイメージと余りに違うのでびっくりです。写真は七尾湾です。

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これは今回の拠点となる和倉温泉の旅館の前に広がる七尾湾西湾
です。地図を見ると完全な内海になっていますね。これは天然の
良港。まるで湖です。日本でのこんな静かな港って珍しいんじゃ
ないでしょうか。
墨絵の世界に誘い込まれたようなそんな錯覚を覚えてしまいます。

でも、船が全くいなかったですし、係留するようなハーバー施設も
ありませんでした。なんでだろう。水深が浅すぎるのか。それとも
漁船が皆出かけてしまっているのかしら。水深は10Mもあれば
立派な商業港が出来るのですが。それが出来なかったというのは
寧ろ内陸部に問題があったのかも知れません。多分この地形なんで
しょうね。飛行機の上から見たら殆ど山。高い山はないのですが、
リアス式海岸の中は500M級の小山が無数に連なっています。平地
は殆ど見えませんでした。それと雪の問題ですかね。

この辺りが和倉温泉が1200年前から秘境の温泉郷として有名であった
所以かも知れません。

ここら辺の理由は地元の人に聞きそびれてしまいました。





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ラベル:和倉温泉
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2007年05月25日

旅から戻りました


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暫くのご無沙汰でした。
こんな場所で、この飛行機より小さな飛行機で北陸は能登半島に
行ってきました。

能登と言えば今年地震で大変な被害にあったことは記憶に新しい
ところです。こういう時に物見遊山で行っていいものかと思って
おりましたが、TV番組の特集で何回か「こういう時期だから遊び
に来て欲しい、それが一番の激励です」という地元の方の声を
聞いて、それではということで今回の旅行になった次第です。

結論から言うと、地元の皆さんは非常に歓迎してくれて、所々
災害の爪痕が残ってはいましたが、ほぼ復旧はされており、その
立ち上がりの早さに寧ろ驚いたほどでありました。温かな人情と
穏やかな海にすっかり魅せられて帰ってきました。

ということでイタリア旅行記も未だ完結していませんが、平行して
この旅行記を進めたいと思いますので、暫しお付き合いのほど、
宜しくお願いします。

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飛行機の窓外から見た雲。もこもこです。

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これは北アルプスの山でしょうか。こちらの山は詳しくないので
よく分かりません。でも、こういう風に雪山が見られてちょっと
感動しちゃったり。






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ラベル:能登半島
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