私がニュースを見落としていたようです。赤城農水省の釈明とか
年金問題で紛れてしまったようですが、政府は10日の閣議で空自
イラク派遣基本計画を今月末から何と2009年7月末まで二年間も
延長したようです。
当初、延長期間は半年という見方だったと思うのですが、随分と
大盤振る舞いの感がありますね。人員、活動内容、範囲は現状
通りとしていますが、如何に閣議とは言え二年間は必要あるんだ
ろうかと疑念が湧きます。
さて、一方の米国はというと、民主党だけでなく共和党内部から
も早期撤退論が出ているようで、ブッシュ政権としては今年1月
から段階的に増派を続けていただけに、今後の政局の舵取りが難
しい局面に立っているようです。
尚、これに呼応するかのように、USA Today紙による世論調査では
10人に7人がイラクから軍隊を引き上げることを支持、ブッシュ
大統領の支持率は過去最低の29%にまで落ち込んだと報道されている。
こうした米国内の空気は十分日本政府には伝わっている上での二年
延長が何を意味するのか、大変理解に苦しむのですが。国会も閉会
となった直後のこの内閣の決定。どさくさに紛れてうまくやった感
は否めません。野党も選挙で忙しいでしょうけど、こういう基本的
なところは見過ごさないで欲しいですね。マスコミもどうして大きく
取り上げないんだろう、不思議。
米国のイラク撤退のトレンドは決定的であろうと思われます。歴史
的に見ても侵攻より撤退のほうが数倍難しいのは明白です。日本は
米国がいなくなった時にイラクにどんな協力が出来るのか。世界
平和を希求する国がその状態で何をしなければならないか、延長を
議論する前に(併行してでもいいけれど)、こうした論点からの
シナリオ作成を寧ろ積極的に行うべきではないのでしょうか。
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