なんやら総務省の提唱で、住民税から個人の意思で自分の思い入れ
のある地方へ納税出来るシステム、通称「ふるさと納税」が議論
されようとしています。その第一回研究会が昨日行われ、なんだ
ろう、宮崎県知事と神奈川県知事が代表して意見を述べ合ったよう
であります。
まぁ、県政でお忙しい方がこんな下らん議論に参加して全く時間の
無駄だと思うのですが、宮崎県知事なんかは例によってパフォー
マンス発揮の場と張り切っていたようですが。
彼曰く、「地域活性化のツールとしたい」「地方は人材や食料の
供給を通じ、都市部に貢献している」ですって。随分と論拠薄弱
ですね。
活性化って税収が増えれば成し遂げられるものなんだろうか。その
昔、竹下総理の時代に「ふるさと創生資金」なんてばらまきがあって、
愚にもつかぬ施設をあっちゃこっちゃでぼこぼこ作って、その維持
管理に汲々としていることを忘れている。人材、食料供給ですか。
その反対給付で商品売上げ、給与のカタチで還元されているんじゃ
ないの。
要はただ金が欲しいという下心しか見えない悲しさ。そもそも住民
税というのは受益者負担という原則を崩して、地方に寄付(こりゃ
寄付以外の何者でもない)する発想がおかしいという根本的な問題
の認識がない。私なんかは東京生まれでふるさとなんてない人は
どうしてくれるの。もし制度が出来たら今年は好きな京都、来年は
金沢、その翌年は上高地にという具合に寄付できるのかしら。でも
県単位で寄付なんかしませんよ。
もっとピンポイントに狭い地域に寄付したい。県なんて効果が見え
ない広範囲なところになんか金出したくありません。地方から都市部
に出てきた人で、この税制に賛同する人の心情ってそうじゃないの
かしら。出来たら自分の出身の町、村にお金を上げたいですよね。
もっと原則的なことを言えば、ふるさと納税する人はその分その地域
の住民税を割り増しで払って欲しいな。住民税って、その地域の生活
基盤を守るための税金なんですよね。ごみ処理とか道路とか公園とか。
国税と全く性格が違う。基本的に人様に寄付できるような性格のもの
ではない筈なんです。もし、そんなことが許されるのであれば、私は
その流出に相当する分の減税を要求しますね。私の払っている住民税
は所得税の何倍あるのか。ぶったまげますよ。
もし、こんな悪法が出来るようなら、私はその分住民税を払いません
から。
今度副知事になった猪瀬某とかいう作家先生、聞いてますか。貴方は
この新税制の熱烈な信奉者ですが、どうします?道路公団問題では
すっかり自民党に丸め込まれて、意味のない民営化をしてくれたけど、
もっと筋のある意見を言って、筋のある行動をしてくださいね。
・

タグ:ふるさと納税