2007年06月02日

日本への原爆投下は『日本の植民地支配から解放』なんですか!?


ネットで中国新聞の記事を見て我が目を疑いました。

えっ、日本のレゾン・デートルたる原爆資料館を擁する財団法人
広島平和文化センター
のトップ、理事長って米国人の方だった
んですね。今年の4月23日付けを以って就任されたようですが、
全然知らなかった。ニュースを見落としていたのかな。米国人
が反核のシンボルとも言える広島平和文化センターの理事長就任
なんて格好のニュースネタだと思うのだけど、意外とマスコミは
冷淡だったんだ。

その米国人、スティーブン・リーパー理事長が5月30日に同新聞の
インタビューに次のように応えたそうです。

原爆投下を『日本の植民地支配から解放した』と肯定する考え
が根強いアジアの声に触れながら議論を深め、多民族が共感、
納得できる施設にしたい


これって原爆投下容認論じゃないの。日本は日本で太平洋戦争
はヨーロッパ列強のアジア植民地支配からの開放なぞと言うのと
コインの裏表みたいな表現ですね。

この議論は別として財団法人広島平和文化センターの役割って
こういう議論を超越して核廃絶を運動する立場の団体じゃないの。
投下の正当性を論じること自体に危険を感じる。

大体において、原爆投下を肯定する考えを持ったアジアの国って
どこなの。中国、韓国がそれを主張しているの。そんな話外交的に
聞いたことがない。この理事長さんのバランス感覚ってどうなって
いるんですか。この団体の会長さんは広島市長。会長なんてお飾り
だろうけど、少なくとも財団法人としてこの危険思想を許すのかね。
自分たちの限られたサークル・メンバーの一部の意見を以って国
の意見とすり替えているんじゃないの。

米国のグローバリズム独裁主義と中国の中華思想を以って原爆投下
や核使用の正当性にお墨付きを与えようとするんですか、この財団
は。

恐らく、広島市長をはじめ関係者は国際的な広がりを得んがために
英語を自由に喋れる人間、それも原爆を投下した国の人間を理事長
にすえてインパクトを与えようとしたのでしょうけど、これじゃ
まるでミイラ取りがミイラじゃないですか。英語コンプレックス
が生んだ悲劇だな。これ市長のリコールもあり得べしですよ。

そもそも核兵器保有大国の中国の意見を聞いて「共感、納得できる
施設」なんて出来る訳がない。仮に出来てもそんな施設全く意味を
なさないと思わないのかな。

如何なる戦争であっても一般市民を対象にした殺戮はどんな大義が
あろうと許されるものではないということをもう一度肝に銘じて
欲しいもの





arigato4.jpg
posted by belage at 12:27| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | KOKUSAI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この理事長、失格・・・と、私も思いました。
太平洋戦争の終結を導いた原爆投下云々・・・と、
核兵器そのものの是非は区別して語られるべきです。
Posted by シッポ at 2007年06月04日 00:28
★シッポさん

この理事長もそうですが、この団体そのもの
も胡散臭くなってしまいましたね。政治に
利用されすぎです。犠牲者がかわいそう・・・
Posted by belage at 2007年06月05日 00:17
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