「おれおれ詐欺」が一時期物凄い金額をお年寄りから巻き上げ
ておりましたが、最近は多少ピークを過ぎているようです。
それでも、昨年数百億単位で未だ被害があったようですが。
「おれおれ」だけでなく、世の中色々なカタチの詐欺は未だ
未だ横行。金融商品で高配当という謳い文句で騙される人が
後を絶たないのはどういうことでしょう。
TVなどでもよくコメンテーターが「世の中そんなうまい話は
転がってないよ」と諭してくれるのですが、自分だけは絶対に
騙されないという人に限ってころりといったりして。私なぞも
その一人で、販売員のうまい話法に思わず乗って買わなくても
いいものを買って、後でありゃりゃと反省することしきり。
まぁ、全てが詐欺という訳ではないのですが。
2月10日の日経新聞「プラス1」のコラムに面白い話がありま
した。米国の著名な社会心理学者の著書から「騙しの六つの
原理」というのを紹介しています。
1.返報性
先ず騙す側は小さなプレゼントを貴方に上げます。その後
そのプレゼントの見返りを要求するというもの。最初の
プレゼントを返そうとしても受け取らない。貰ったことが
負い目になりますよね。この類のものは、最初高い商品を
提示して断られたらそれより安い商品で譲歩させるという
のもあるようです。
2.一貫性
客に最初安い価格を提示。客が購入を決めた頃を見計らい
上司がミスを指摘。価格を訂正しても客は決めているので
キャンセルしない。うんうん、これ私も経験がありますね。
一度下した決断は変えちゃいかんと思うのよね。これ、男
の美学、なんちゃって(笑)
3.社会的証明
行列が出来ていると、なんだなんだとつい並んでしまう行動。
ひゃは〜、私もその一人。他人に影響されやすいな・・・
流石にラーメンだけは並んで30分も待って食べようと言う気
にはなれませんが。
4.好意
知人のホームパーティなぞで勧められると、知人を慮って
つい買ってしまう。うちの奥様なぞはこのタイプ。人を傷
つけたくないという心理はよく分かる。
5.権威
人は権威に弱いですよね。「あるある」の納豆事件がこの
象徴かな。納豆と外国人研究者のコメントなんてどう考え
ても私にはぴんと来ないのですが、多くの消費者が納豆買い
に走ってしまった。最近でも私の知人がハーバードのビジネス
スクールで授業で取り上げられているとか、本にもなっている
とか勧める商品がありましたが。ハーバードのBSの題材なん
て腐るほどあるし、本なんて嘘でも出版されますからね。
私は「作家は本で何人殺人を犯しても逮捕されないでしょう、
売れている本に書かれているから真実ではないんだよ」と
言ってはいるんですが・・・
6.希少性
残り僅かだと飛びつく。これはありますね。TVの通販なぞ
必ず言うものね。「限定○○個」「残り僅か」。私もこれ、
弱いなぁ(笑)
なかなか鋭い指摘ですね。こうして整理してみるとなるほどと
思うのですが、いざ実際に遭遇すると・・・
私なんぞは常に騙されちゃいけないとは思っているんですが、
もう一方でリスクは取らねば利益もないぞという観念がずっと
社会生活をして染み付いているので、時にリスク・テーキング
しちゃうのよね(笑)
いやはや、分かっちゃいるけど止まらない、止められないの
カッパエビセン。人間、欲と同居しているとなかなかこうした
事件はなくならないでしょうね。
色即是空、色即是空・・・
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