二コール・キッドマンが二年連続してアカデミー賞を攫うか
と話題になった映画ですね。彼女は「めぐりあう時間たち」
で受賞したんですね。
全米ベストセラーの映画化。南北戦争で引き裂かれた若い恋人
たち。男はその優しさから戦線を離脱、脱走兵として恋人の
住むコールド・マウンテンへ、北軍から、南軍からも追われ
て大変な苦労をして辿り着くのですが。再会した二人を待ち
受ける過酷な運命。
アメリカは未だ建国以来他国から攻められたことがないので
すが、南北戦争というトラウマがあるんですよね。あの敗れた
テキサスなんて未だに南北戦争時代の州旗が翻っている。
日本も西郷隆盛の西南戦争がありましたが、国を二分する戦争
にはならなかったのが幸いでした。でも、今の政治家を見ると
やはり薩長、というか長州の天下かななんて思ったり。経済界
でも表にはでていないけど、明治時代に成り上がったその子孫
は相変わらず跋扈していたり。
歴史というのはある日突然世の中が変わるということではない
んですよね。日本を取り巻く諸国から歴史問題なんて匕首を
突きつけられていますが、連綿と続く時間の流れをちゃんと
検証しないと実相にはなかなか近づけないですよね。
話が横道にそれました。キッドマン演ずる世間を知らない牧師
の娘が父親を亡くしてからの変化を素敵に演じていますね。
私としては彼女のメーク、特に眉のメークが気になったのです
が。彼女もっと可愛い筈なんだけどなぁ・・・
彼女の変化を支える役が右の写真のレニー・ゼルウィガー。出演
時間はかなり少ないのですが、随分と存在感を示したですね。
それでアカデミー助演女優賞をかっさらっちまった。キッドマン
は役で食われましたね。ゼルウィガーの役そのものがこの映画の
中では存在感がありますよね。然し、彼女は例の「ブリジット・
ジョーンズの日記」で名演技を見せましたが、うまい役者さん
です。表情の移ろいというか変化がとても面白い。陰影が出せる
役者さんですね。
この映画は男優さんがちょっとかすんでしまうくらい、二人の
演技が際立っていますね。それと雪の山々の景色が綺麗であります。
ストーリーは悲劇で終わるのですが、最後の場面で明るさがあり
ます。キッドマンの表情がいいですね。重いテーマではありますが、
観終わったあとに清々しさが残る良いエンディングであります。
■この映画の評価:★★★★☆
(★五つが最高評価)
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