2011年07月23日

フランス紀行(37) サンチャゴ・デ・コンポステーラへの道


P1130210.JPG

オルレアン大聖堂

今回の旅について一言。
例によってボクの海外の旅の最終目的地はスペイン。今回の
テーマはキリスト教徒にとって三大聖地とされるその一つを
訪問すること。三大聖地とはエルサレム、ヴァチカンとそして

スペインにあるサンチャゴ・デ・コンポステーラ

そう、最大の眼目は最後のサンチャゴ・デ・コンポステーラに
あるのです(以下「サンチャゴ」と略します)

これは3・11という大災害の日以降に考えていたこと。


800px-Stjacquescompostelle.png

サンチャゴ・デ・コンポステーラのルート
(世界遺産)

上の図はヨーロッパのサンチャゴへの巡礼ルートを示しています。
面白いことにこのルートを通り、各地の教会でサンチャゴ巡礼
の認証を貰って無事サンチャゴに着くと、所謂免罪符(罪深き人
でも天国に行ける)が現在でも授与されます。勿論、キリスト教徒
でもないボクはそんな用意はしておりませんが(苦笑)

ということで、フランス側のサンチャゴへの巡礼ルートの一端を
今回は分けて歩いてみました。何と今までご紹介したパリー
オルレアンーツール(トゥール)はフランスの巡礼ルートの主要
ルートであります。

そしてツールで一旦パリに戻り、イギリス側からのルートのゲート

ウエイであるモン・サン・ミシェルにこれから参ります。

因みにサンチャゴ(Santiago)は英語ではSaint Yacob(聖
ヤコブ)、フランス語ではSaint Jacques(聖ジャック)となります。
聖ヤコブのシンボルはホタテ貝。このルートのシンボルにもホタテ
貝があしらわれています。前にご紹介したシュノンソー城の守護神
はサンチャゴ(サン・ジャック)であり、マリア像の上部にホタテガイ
が覆いかぶさっている姿を記憶に留めている読者も多いことかと
思います。

尚、古代から中世にかけての巡礼は勿論徒歩が中心でありました。
通常フランス側で1カ月、スペインに入って更に1カ月の巡礼
コースであったようです。特にフランス国境からはあのピレネー
山脈を縦走しなくてはならず、かつては途中で命を落とす信者も
多数いたとか。

尚、このサンチャゴへのルートはルートそのものが世界遺産に
なっているという非常に稀な例です。





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Phoenix 東北&関東
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posted by belage at 16:34| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | フランス紀行!11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは〜
遅くにお邪魔です
ああ、もう日付がかわったでしょうか
belageさん・・・ホタテのお話は初耳でした
以前の記事を見逃していたのですね
世界に三大聖地があるのも〜
エルサレムやヴァチカンはよく耳にしますけどね
そのサンチャゴっていうのが最終目的地なんですね
私・・・世界史をあまり勉強していなかったのが自分でも認識しましたよ(笑)
免罪符をもらえるのは助かりますが
私、一枚では足りないかもしれない悪妻ですからどうでしょう
Posted by kanarin at 2011年07月24日 00:10
♪kanarinさん

キリスト教徒なら知っているでしょうけど、
普通の人は余り三大聖地なぞ気にしませんからね。
ボクも今回の3・11がなければ行って
いなかも知れません。
免罪符ですか、これはお金で買ってはいけません(笑)
Posted by belage at 2011年07月24日 16:50
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