2011年08月02日

フランス紀行(52) モン・サン・ミシェルL 修道院[2]


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サン・ミシェル(聖ミカエル)の姿が大分大きくなってきました。
でも後ろ向いてる(苦笑)

暫く階段を登ると修道院付属教会に至る前室のようなものがあり、
そこにはこの島の建物の歴史が模型で展示されていました。
これは非常に参考になりました。

大体においてヨーロッパの古寺の建設の歴史はとても長く、へたを
すると100年、200年というのはざら。そういう変遷が分かる資料
って意外と少ないんですよね。

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10世紀

ノルマンディー公リシャール1世の修道院建設時点です
これ以降当地への巡礼が始まっています

本来の創建は708年オベール司教の聖ミカエルの
お告げによる礼拝堂建設です
流石にその頃の姿は表現できなかったようです

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11世紀~12世紀

この頃になると下の方に人家も出始めて
建物もかなり大きな規模になっています

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17世紀~18世紀

今のカタチに近いけど天主搭の屋根のカタチが違う
あの聖ミカエルのお姿がまだありません

城壁やら郭・物見搭等現在の姿の物が見てとれます


P1140097.JPG

これが現在の姿

因みにあの聖ミカエル像の設置は1897年だそうです




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posted by belage at 16:53| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | フランス紀行!11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フランス紀行(51) モン・サン・ミシェルK 修道院[1]


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さて、いよいよお待ちかねの修道院内部へのご案内です。


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参道の急坂と階段を登り、おおやっと修道院の入り口だと思ったら、
あはは、また階段!(笑)
画面右下のお二人の女性は実は階段でお休みになられています。
日本の神社仏閣もそうですが、洋の東西を問わずお参りには体力
が必要なようです。


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修道院入口の門扉。このデザインは一体何を表しているんだろう?
何の花でしょうね・・・


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入口の狭い部屋を出るとまた階段。今度はオープンな急階段を
またひたすら登ります。
見上げると渡り廊下が。この修道院が時代とともに増設を繰り返した
跡が見受けられるような。


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ゴシック建築といっても初期のものでしょうか。余り威圧感は感じられ
ません。そんなところがいいのかも。


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階(きざはし)の途中に設けられた水栓。こんな海の中の小島で
水の確保は大変なことであったと思われますが、どうやって水を
確保したんでしょうね。

井戸なら相当の深井戸を掘らねばならないでしょうし、例え水が
出ても塩分が多分出ただろうし。これを解決したという証拠は
今回見学では分かりませんでしたが。

P1140091.JPG

なんやら動物の顔が彫られているようです。これはライオンかなぁ。



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posted by belage at 08:18| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | フランス紀行!11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする