
本堂にしつらえられた茶室です。
この吉野窓というのですか、いいですねぇ。中では
お薄を楽しまれている先客がいらっしゃいましたが、
中でこの窓の外を見るより、こんな距離からこの窓
を眺めたほうが寧ろ風情を感じたりして。

ちょっとコントラストを高めて写してみました。
吉野窓というのは京都の吉野太夫から名前が来て
いるようです。
吉野太夫というと過去に安土桃山時代から江戸中期
までに10人いたそうです。太夫というと花魁の最高
位ですよね。さしずめ、SAYURIの元祖ということなん
でしょうけど、美貌もさることながら茶、和歌、舞、
香道等に秀でていなければこう称されなかった。
当時の社交界の(ちょっと特殊ではありますが)超
花形なんでしょうね。現代で言うと叶姉妹ですか。
彼らは美貌と胸だけのような気がするけど、どうで
しょうか(笑)
然し、禅寺で吉野太夫というのもどうなんだろう。
丸窓というのはちょっと意味が違うようです。四角い
窓は「喜怒哀楽」の人生、現世を表し、丸窓は「悟り」
を現すとどこかの書で読んだ思い出があります。
確かに、こうしてこの座敷でゆったりとした気持ちで
お茶を味わうと四角い窓とは違う気持ちの落ち着きが
出ますよね。こちらに来られたら、是非ここに座って
お茶して下さい。
左のお堂は「開山堂」。その傍らに鎌倉の銘泉と
言われている「瓶の井」がありました。これは
飲めないのかしら。ちょっと味わってみたいですね。
(続く)



